DMM.PLANETS Art by teamLab

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ちょっと東京に行く用事があったので、ついでに見てきました。teamLabの展示を見るのは、今回が初めて。

平日の日中にもかかわらず、40分待ちとのこと。 迷わずプライオリティチケットを購入(追加で1500円払うと、待ち時間無しで入場できる)。 時間がない人向けに、こういう仕組みは良いですね。

Wander through the Crystal Universe

点描は、点の集合で絵画表現を行ったものだが、これは、光の点の集合で彫刻を創っている。彫刻は、光でできているため、デジタルで制御することによって、インタラクティブに動く。

本作品は、光の彫刻の集合体によって、宇宙空間を表現したインタラクティブなインスタレーションである。

Wander through the Crystal Universe | DMM.PLANETS Art by teamLab | July 16 - August 31, 2016

最初の部屋で展示されていたのがこれ。いきなり圧倒的な展示でした。6面がガラス張りで、ものすごく奥行きを感じる。

手元のスマホで操作することで、光&音のパターンを指定できるらしい...。しかし、私が行った時は人が多くて、インタラクティブ性は残念ながらあまり感じられなかった。(鑑賞者が皆それぞれ操作するので、自分のリクエストが通ったかどうか、わからないのだ)。

でもこれは凄いです。規模感、奥行き。

やわらかいブラックホール - あなたの身体は空間であり、空間は他者の身体である

やわらかいブラックホール - あなたの身体は空間であり、空間は他者の身体である | DMM.PLANETS Art by teamLab | July 16 - August 31, 2016

2番めの部屋がこちら。混んでたのでスルー。

人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity

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無限に広がる水面に鯉が泳いでいる。人々は水の中に入り歩くことができる。鯉は、水の中の人々の存在に影響を受け、また、他の鯉の影響を受けながら、泳いでいる。そして、鯉は、人々にぶつかると、花となって散っていく。そして、人々の存在に影響を受けて泳ぐ鯉の軌跡によって、線が描かれていく。

作品はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、鑑賞者のふるまいの影響を受けながら、変容し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

白色の水が入った浅いプールになっていて、天井のプロジェクターから映像を投影できる。水深は30cmくらい。結構深いので、事前にひざ上までまくるように指示がある。

目線より下に投影するので、鑑賞者が多いと見通しが効かなくて少し残念。

ちなみに、水は結構冷たい。つま先が冷えてきたので、そこそこ見て次へ。

Floating in the Falling Universe of Flowers

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1年間の花々が時間と共に刻々と変化しながら咲き渡る宇宙が、ドーム空間に無限に広がっているインスタレーション作品。

鑑賞者は各々のスマートフォンで蝶を選択し投げ込むと、花の宇宙空間に蝶が舞う。

プラネタリウム状のドームに、いろいろ投影される作品。

「壁に触らないように」と指示があったが、触るとプロジェクターが揺れて映像がぶれてしまう模様(やっちゃった人がいた)。プロジェクターは確か6台くらい設置されていた。

草木のモデリングは精巧ではないのだが、視界いっぱいに絵が広がると、説得力がある。

まとめとか感想

  • ↑ではそんなに面白くなさそうな事を書いているけど、すごく良かったです。
  • 規模感重要。特に Wander through the Crystal Universe には圧倒される。
  • VRで見たら、より没入感がありそう。
  • 入り口で裸足になるように指示され、会場内はずっと裸足で歩く。
  • 裸足のため、地面の感触・水の感触が感じられ、触覚の要素が展示に取り入れられている。これはVRではできない要素。
  • 途中に足を消毒する箇所や、タオルで水を拭く場所が用意されていて、動線もしっかりしている。