仙台市営地下鉄 イクスカ vs ジョイカード vs 定期券 どれがお得か調べてみた。
※2015/02/10 「割増がある磁気カードの名称は、スキップカードではなくジョイカード」との指摘があり、修正しました^^;
2014/12/8から、仙台市営地下鉄でicカード「イクスカ」の利用が開始されました。「イクスカ」は、乗車するとポイントがついてくるのですが、これがちょっとわかりにくい仕組みなので、旧来の「ジョイカード」とどちらがお得なのかを調べてみました。
結論から言うと、1ヶ月の乗車回数別で
- 1回〜35回 → ジョイカード
- 35回〜38回 → イクスカ
- 39回以上なら定期券の利用も考慮に入れる(※途中払い戻しの場合、損するリスクあり)
にするのが良いです。
1.ジョイカード vs イクスカ
ジョイカードの割引
ジョイカードは、3000円カードなら3300円、5000円カードなら5500円分利用可能ですので、10%のお得となります。
イクスカの割引
一方のイクスカの割引は、ポイント還元が1ヶ月の利用回数に応じて変動性になっております。
(※仙台市交通局の「icscaご利用ガイド」より引用 http://www.kotsu.city.sendai.jp/icsca/ic_guide.html)
ジョイカード vs イクスカ をグラフ化
わかりやすくするため、割引率をグラフにしてみました。
乗車回数が少ないうちはジョイカードのほうがお得なのですが、35回目でイクスカのポイント率が10%を超えます。ですので、「35回までならジョイカード、35階以上ならイクスカがお得」となります。
2.定期券も考えてみる。
では、定期券も考慮にいれるとどうでしょうか。ここでは、1ヶ月あたりにかかる費用について、ジョイカード、イクスカ、定期券の比較を行います。
まず、定期券ですが300円区間(泉中央〜仙台)間の購入を考えると、 * 1ヶ月定期(11,450円 / 月) * 3ヶ月定期(10,880円 / 月) * 6ヶ月定期(10,305円 / 月) となります。
それに対し、ジョイカードとイクスカは、乗車するごとに費用が発生します。 それらをまとめてグラフにしたのが、以下になります。
最初のほうはジョイカードが一番お得で、前述のとおり35回目からはイクスカがお得になります。さらに利用回数が増えると、定期券の方がお得になります。
- 1ヶ月定期 → 43回以上乗るならイクスカよりお得
- 3ヶ月定期 → 41回以上乗るならイクスカよりお得
- 6ヶ月定期 → 39回以上乗るならイクスカよりお得
定期券の途中解約リスク
「じゃー6ヶ月定期買えばいいのか」と思われるかもしれませんが、仙台市地下鉄の定期券は利用期間途中の払い戻しした場合、損するリスクが大きいです。
払戻金の計算法が 「定期券の金額 - 通常料金で毎日(土日含む)乗車した場合の金額」なので、利用期間の半分を過ぎると払戻額がゼロになります。
ですので、転勤や引っ越しの可能性も考慮にいれて、利用してくださいませ。